天覧山・多峯主山の桜ハイキングコースは、埼玉県飯能市にある標高197メートルの天覧山と標高271メートルの多峯主山を巡る、初心者に最適な春の低山ハイキングルートです。東京都心から電車で約40分というアクセスの良さと、整備された登山道、そして例年3月下旬から4月上旬にかけて山肌を彩る桜の美しさが最大の魅力となっています。年間8万人から9万人もの登山者が訪れるこの人気コースは、総距離約8.5キロメートル、所要時間3時間から4時間程度で、登山デビューにもぴったりの場所です。
この記事では、天覧山・多峯主山の桜ハイキングコースについて、アクセス方法やコースの詳細、桜の見頃情報、歴史的な見どころ、持ち物や服装のアドバイス、さらにはハイキング後に立ち寄りたい飯能グルメまで、初心者に役立つ情報を幅広くお伝えします。飯能で春の山歩きを計画している方は、ぜひ参考にしてください。

天覧山・多峯主山とは?飯能が誇る初心者向けハイキングスポット
天覧山とは、埼玉県飯能市に位置する標高197メートルの低山で、飯能市のシンボルとも言える存在です。市街地からすぐの場所にありながら豊かな自然に囲まれており、山頂からは富士山や東京スカイツリーまで見渡せる素晴らしい眺望が広がります。山名の由来は歴史と深く結びついており、時代とともに名前が変わってきた興味深い山でもあります。
多峯主山は天覧山の西に隣接する標高271メートルの山で、「とうのすやま」と読みます。山名の由来には「数多くの山の中で中心に位置する山」という説や「砂地が多い山」という説があり、奥武蔵山系の東側に位置しています。天覧山よりもやや標高が高い分、山頂からの眺望はさらに広がり、360度の大パノラマを楽しむことができます。
この二つの山を結ぶハイキングコースは、飯能駅を起点に周回できるルートとして整備されています。登山道は非常によく管理されており、道標もしっかりと設置されているため、初めてのハイキングでも迷うことなく安心して歩くことができます。
天覧山・多峯主山へのアクセス方法
電車で飯能駅へ向かうルート
天覧山・多峯主山ハイキングの起点となるのは、西武池袋線の飯能駅です。池袋駅からは急行を利用すれば約50分、特急ラビューを利用すれば約40分で到着します。飯能駅は特急の停車駅でもあるため、座って快適に移動できるのも嬉しいポイントです。
飯能駅北口から天覧山の登山口までは徒歩約20分から25分です。市街地を通って能仁寺方面へ向かうルートで、道中にはコンビニエンスストアもあるため、飲み物や軽食の買い出しも可能です。バスを利用する場合は、飯能駅北口バス停から国際興業バスの西武飯能日高行きに乗車し「天覧山下」バス停で下車するか、名栗方面行きのバスで「市民会館・博物館前」バス停で下車すると、登山口まで数分で到着できます。
車で訪れる場合の駐車場情報
車で訪れる場合は、圏央道の狭山日高インターチェンジまたは入間インターチェンジから約20分で飯能市街に到着します。関越自動車道を利用する場合は川越インターチェンジから約30分です。
駐車場は飯能中央公園の無料駐車場が利用できます。天覧山の登山口に近く、利用可能時間は午前8時から午後9時30分までです。ただし、毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始の閉館日は午後6時までとなる点に注意が必要です。また、隣接する飯能市市民会館で催し物がある際には会場利用者専用となることもあるため、事前に確認しておくと安心です。桜のシーズンは駐車場が混雑するため、早めの到着か公共交通機関の利用をおすすめします。
天覧山・多峯主山の桜ハイキングコース詳細
代表的な周回コースの全体像
天覧山・多峯主山の最も人気のある周回コースは、飯能駅を出発して能仁寺、天覧山山頂、多峯主山山頂、吾妻峡を経由して飯能駅に戻るルートです。総距離はおよそ8.5キロメートル、高低差は約170メートルで、所要時間は休憩を含めて3時間から4時間程度です。ゆっくり景色を楽しみながら歩いても4時間から6時間あれば十分に楽しめます。
各区間の目安時間は以下のとおりです。
| 区間 | 所要時間 |
|---|---|
| 飯能駅 → 能仁寺 | 徒歩約25分 |
| 能仁寺 → 天覧山山頂 | 徒歩約20分 |
| 天覧山山頂 → 多峯主山山頂 | 徒歩約50分 |
| 多峯主山山頂 → 吾妻峡 | 徒歩約45分 |
| 吾妻峡 → 飯能駅 | 徒歩約30分 |
飯能駅から能仁寺までの道のり
飯能駅北口を出て、市街地を歩いて能仁寺を目指します。道中には飯能市の街並みが広がり、商店街を抜けていきます。コンビニエンスストアや飲食店も点在しているため、準備が足りないものがあればここで調達できます。平坦な道が続くため、ウォーミングアップにちょうど良い区間です。
能仁寺から天覧山山頂へ
能仁寺の脇から登山道に入ると、本格的なハイキングの始まりです。最初は緩やかな傾斜の舗装された道を進み、やがて土の登山道に変わります。途中には十六羅漢の石仏群があり、歴史を感じながら歩くことができます。天覧山の中段にはベンチが設置された広場があり、ここで最初の休憩を取る方も多いです。この中段にはトイレも設置されているため、必要に応じて利用してください。
中段から山頂までは約10分ほどの登りです。最後に少し急な岩場がありますが、鎖や手すりが整備されているため、初心者でも安全に登ることができます。この岩場は「初めての鎖場体験」として、お子さんや初心者にも人気があります。山頂に到着すると飯能市街を一望できるパノラマビューが広がり、天気が良ければ富士山や奥多摩の山々、東京スカイツリーや新宿の高層ビル群まで見渡すことができます。
天覧山山頂から多峯主山山頂へ
天覧山山頂からは一度下って、再び多峯主山を目指して登っていきます。この区間は木々に囲まれた静かな山道が続き、自然の中を歩いている実感を味わえます。途中にはいくつかの分岐点がありますが、道標がしっかりと設置されているため迷う心配はありません。
多峯主山の山頂直下には「雨乞池」と呼ばれる池があります。この池は涸れることがないと伝えられている神秘的な池で、かつてはこの池で雨乞いの儀式が行われていたと言われています。山頂への最後の登りはやや急になりますが、距離は短いため無理なく登ることができます。
多峯主山の山頂は開けた広場になっており、360度の大パノラマが楽しめます。奥多摩の大岳山や奥武蔵の伊豆ヶ岳といった山並みに加え、西武ドーム、さいたま新都心、東京スカイツリー、天気が良ければ遠く筑波山まで関東平野を一望できます。低山とは思えない絶景が広がる山頂です。
多峯主山山頂から吾妻峡を経て飯能駅へ
多峯主山の山頂からは南側に下り、吾妻峡を目指します。このルートでは「見返り坂」と呼ばれる急坂があります。源義経の母である常盤御前が義経を追って東国に向かう際、この急坂で何度も立ち止まっては振り返ったことから名付けられたと伝えられています。歴史ロマンを感じながら下ることができる風情ある区間です。
下りきると入間川沿いの吾妻峡エリアに出ます。ここからは川沿いの遊歩道を歩いて飯能駅方面へ戻ります。
天覧山・多峯主山周辺の桜の見頃と花見スポット
天覧山・多峯主山周辺の桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬にかけてです。ソメイヨシノを中心に、山桜やしだれ桜など、さまざまな種類の桜が山肌を彩ります。標高差があるため、麓から山頂にかけて開花時期がわずかにずれることがあり、長い期間にわたって桜を楽しめることもこのエリアの魅力のひとつです。
能仁寺周辺は桜の名所として知られています。歴史ある寺院の建物と桜のコントラストは写真映えするスポットとしても人気が高く、特にしだれ桜が美しいと評判です。天覧山中段の広場周辺にも桜が植えられており、ベンチに座りながらゆっくりと花見を楽しむことができます。登山の途中に一息つきながら桜を眺められるのは、花見ハイキングならではの贅沢な時間です。
天覧山の登山口近くにある飯能中央公園も桜の名所です。毎年春には「飯能さくらまつり」が開催され、多くの花見客で賑わいます。広い芝生広場があるため、レジャーシートを広げてお弁当を食べるのにも最適な場所です。ハイキングの前後に公園で桜を楽しむのもおすすめのプランです。
ハイキングコースの終盤で通る飯能河原付近にも桜が咲き誇ります。清流と桜の共演は美しい風景で、疲れた体を癒してくれます。割岩橋から眺める飯能河原と桜の風景は特に見応えがあります。
天覧山・多峯主山の歴史と文化的な見どころ
天覧山の名前の由来と三つの山名
天覧山の歴史は室町時代にまでさかのぼり、時代によって3つの異なる名前で呼ばれてきました。最初の名前は「愛宕山(あたごやま)」です。室町時代の文亀年間(1501年頃)に麓に能仁寺が建立された際、山には愛宕権現が祀られていたことからこの名で呼ばれていました。
次に「羅漢山(らかんやま)」と改名されました。江戸時代、5代将軍徳川綱吉の生母である桂昌院が、綱吉の病気平癒のお礼として十六羅漢の石仏を奉納したことがきっかけです。この十六羅漢像は現在も登山道の途中で見ることができ、一体一体異なる表情やポーズをした石仏は見応えがあります。羅漢とは釈迦の弟子のことで、この世にとどまって仏法を守護する役目を担うとされる16人の弟子を表しています。
現在の「天覧山」という名前になったのは明治16年(1883年)のことです。明治天皇が近衛兵の春季演習を山頂から統監(天覧)されたことを記念して、この名が付けられました。わずか197メートルの低山が天皇にゆかりのある山名を持つというのは、この山の歴史の奥深さを物語っています。
能仁寺の歴史と見どころ
天覧山の麓に位置する能仁寺は、1501年に地元の武将である中山家勝が高僧を招いて開山した曹洞宗の寺院です。中山家と黒田家の菩提寺として栄え、江戸時代には大きな勢力を持つ寺院でした。
能仁寺の庭園「池泉鑑賞式蓬莱庭園」は飯能市の文化財に指定されており、その設計は桃山時代(1573年から1615年)のものと推定されています。美しい日本庭園は四季折々の表情を見せ、特に新緑や紅葉の時期には格別の美しさを誇ります。
能仁寺は幕末の戊辰戦争(1868年)で大きな被害を受けました。飯能戦争と呼ばれるこの戦いで、能仁寺は反政府軍(振武軍)の本営として使用され、政府軍との激しい戦闘の結果、寺の建物の多くが焼失しました。その後、本堂は1936年に再建され、山門、位牌堂、大書院、鐘楼、庫裡なども順次再建されて現在の姿となっています。
多峯主山の経塚と源義経伝説
多峯主山の山頂には経塚があり、1万枚以上もの経文を書いた石が埋められていると伝えられています。仏教の信仰に基づくもので、経典の文字を一字ずつ小石に書いて土中に埋めることで、仏法の永続を祈願したものです。
また、登山道の途中にある「見返り坂」には源義経と常盤御前にまつわる伝説が残されています。平安時代末期、常盤御前が幼い義経を追って東国へ向かう際、険しい坂道で何度も立ち止まっては来た方向を振り返ったという悲しくも美しい伝説です。歴史好きの方にとっては、伝説の地を実際に歩くことができるのもこのハイキングコースの大きな魅力です。
吾妻峡と飯能河原の自然の魅力
吾妻峡の渓谷美とドレミファ橋
多峯主山から下山した後に訪れることができる吾妻峡(あづまきょう)は、入間川が流れる自然豊かな渓谷です。両岸にはほぼ手つかずの自然が残されており、清流のせせらぎと野鳥のさえずりに癒される空間が広がっています。
吾妻峡の名物のひとつが「ドレミファ橋」です。入間川の中に設置された飛び石を渡って対岸に行くというユニークな構造をしており、水量が少ないときには実際に渡ることができます。大人も童心に返って楽しめるスポットですが、水量が多いときや雨の後には水没していることもあるため注意が必要です。
渓谷沿いには赤岩、兎岩、汽車渕など大小さまざまな形の奇岩が点在しており、自然が作り出した造形美を楽しめます。木陰が多いため、夏場でも比較的涼しく過ごせるのも吾妻峡の特長です。吾妻峡の近くには八耳堂(はちじどう)もあります。金蔵寺の境外仏堂で、聖徳太子を祀っていることから太子堂とも呼ばれている歴史的な建造物です。
飯能河原と赤い割岩橋の絶景
吾妻峡から入間川沿いを歩いて飯能駅方面へ向かう途中にある飯能河原は、「緑と清流のまち飯能」を象徴するスポットです。入間川がゆるやかに蛇行する場所で、浅瀬が広がっているため、夏場にはお子さんたちの川遊びの場として人気があります。飯能河原のシンボルとも言えるのが赤い割岩橋で、新緑の木々や桜と赤い橋のコントラストは写真撮影の絶好のポイントです。春には桜と橋と清流が織りなす美しい風景を楽しむことができます。
初心者のための持ち物と服装ガイド
天覧山・多峯主山のハイキングには本格的な登山装備は必要ありません。履きなれた運動靴で十分に歩くことができます。ただし、サンダルやヒールの高い靴は避けるべきです。多峯主山への道には土の登山道や岩場も含まれるため、足元がしっかりした靴を選ぶことが重要です。
服装は動きやすいものであれば問題ありません。汗をよく吸収するTシャツやスポーツウェアが快適です。春の桜シーズンは日中は暖かくても山頂では風が吹いて肌寒く感じることがあるため、薄手の上着やウインドブレーカーを持参することをおすすめします。
飲み物は必ず持参してください。コース上に自動販売機や売店はほとんどないため、飯能駅周辺やコンビニエンスストアで事前に購入しておく必要があります。500ミリリットルのペットボトルを1本から2本持っていれば十分です。お弁当やおやつは山頂でのランチタイムをより楽しいものにしてくれます。多峯主山の山頂は広場になっているため、レジャーシートを広げてお弁当を食べるのにちょうど良い場所です。ゴミは必ず持ち帰ることを忘れないでください。そのほか、タオル、日焼け止め、帽子、虫除けスプレー(春から秋)、雨具(折りたたみ傘やレインウェア)、スマートフォン(地図アプリや緊急連絡用)なども持っていると便利です。
コース上のトイレ情報
コース上のトイレは限られているため、事前に場所を把握しておくことが大切です。飯能駅のトイレは出発前に利用しておくとよいでしょう。飯能中央公園にもトイレがあり、ハイキング開始前の最後のトイレポイントとなります。登山道上では天覧山の中段にトイレが設置されています。また、多峯主山の付近にはバイオトイレがあります。山のトイレは設備が限られている場合もあるため、ティッシュペーパーを持参しておくと安心です。下山後は飯能河原付近や飯能駅周辺で利用できます。
季節ごとの天覧山・多峯主山ハイキング注意点
天覧山・多峯主山は四季を通じて楽しめるハイキングスポットです。季節ごとの特徴と注意点を以下にまとめました。
| 季節 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 春(3月〜5月) | 桜シーズンで最も人気が高い | 土日祝日は混雑、花粉症対策、朝晩の寒暖差への備え |
| 夏(6月〜8月) | 木陰が多く涼しい箇所もある | 十分な水分補給、マムシや蜂に注意、長袖長ズボン推奨 |
| 秋(9月〜11月) | 11月中旬〜12月上旬が紅葉の見頃 | 日没が早いため余裕あるスケジュール、防寒具の持参 |
| 冬(12月〜2月) | 空気が澄み眺望が最も良い季節 | 登山道の凍結に注意、防寒対策、手袋やニット帽の持参 |
春の桜シーズンは最も人気のある時期で、特に土日祝日は多くのハイカーで賑わいます。早朝に出発すると比較的静かにハイキングを楽しめます。朝晩の気温差が大きいため、重ね着で調整できる服装を心がけ、花粉症の方はマスクや薬を忘れないようにしましょう。
夏は暑さと湿気に注意が必要です。熱中症対策として十分な水分を持参し、こまめな水分補給を心がけてください。マムシや蜂などの生き物にも注意が必要で、長袖・長ズボンの着用と虫除けスプレーの持参をおすすめします。
秋は紅葉の時期が桜と並んで人気の高いシーズンです。11月中旬から12月上旬にかけて山全体が赤や黄色に色づきます。冬は空気が澄んでいるため山頂からの眺望が最も良い季節で、富士山がくっきりと見えることも多い反面、登山道が凍結することもあるため滑りにくい靴を選ぶ必要があります。
ハイキング後に楽しむ飯能グルメスポット
飯能駅周辺にはハイキング後に立ち寄りたいランチスポットやカフェが点在しています。飯能は古くから林業の町として栄えた歴史があり、地元の食文化も豊かです。
「飯能すいーとん」は飯能の郷土料理として知られるすいとんで、もちもちとした食感の生地と具だくさんのスープが体を温めてくれます。ハイキングで冷えた体にはぴったりのメニューです。飯能駅から徒歩圏内には手打ちそばの店や地元の食材を使った料理を提供する飲食店も多くあります。
飯能市街地や駅周辺には雰囲気の良いカフェもあり、自然に囲まれた静かな環境でこだわりのコーヒーや自家製スイーツを楽しめます。季節のフルーツを使ったパフェやケーキは、ハイキングで消費したカロリーを補充するのにぴったりです。
また、飯能市はクラフトビールの醸造所がある町としても注目されており、ハイキング後に地元のクラフトビールで乾杯するという楽しみ方もあります。
初心者向けモデルプランで楽しむ天覧山・多峯主山
半日プラン(所要時間約3時間)
のんびりと歩いても午前中にスタートすれば昼過ぎには戻ってこられるため、午後の時間を飯能観光やグルメに充てることができます。
| 時刻 | 行程 |
|---|---|
| 9:00 | 飯能駅を出発 |
| 9:25 | 能仁寺に到着、境内を見学 |
| 9:45 | 天覧山登山開始 |
| 10:05 | 天覧山山頂到着、眺望を楽しむ(約15分休憩) |
| 10:20 | 多峯主山に向けて出発 |
| 11:10 | 多峯主山山頂到着、ランチタイム(約30分休憩) |
| 11:40 | 下山開始(吾妻峡方面) |
| 12:25 | 吾妻峡到着、散策 |
| 12:55 | 飯能駅到着 |
桜を満喫する一日プラン(所要時間約5時間から6時間)
桜のシーズンには各スポットでゆっくりと桜を眺めながら、一日かけて飯能の自然と歴史を満喫するプランがおすすめです。
| 時刻 | 行程 |
|---|---|
| 8:30 | 飯能駅到着 |
| 8:35 | 飯能中央公園で桜を鑑賞 |
| 9:00 | 能仁寺を見学、境内の桜を楽しむ |
| 9:30 | 天覧山登山開始、途中の十六羅漢像を見学 |
| 10:00 | 天覧山山頂で桜と眺望を楽しむ(約20分休憩) |
| 10:20 | 多峯主山に向けて出発 |
| 11:10 | 多峯主山山頂でランチ(約45分休憩) |
| 11:55 | 見返り坂を経由して下山 |
| 12:40 | 吾妻峡でドレミファ橋を散策 |
| 13:10 | 飯能河原で桜と川のせせらぎを楽しむ |
| 13:40 | 飯能駅周辺でカフェ休憩 |
| 14:30 | 飯能駅から帰路へ |
アニメ「ヤマノススメ」の聖地としての天覧山・多峯主山
天覧山・多峯主山は、登山をテーマにした人気アニメ「ヤマノススメ」の舞台としても知られています。このアニメは飯能市を主な舞台としており、主人公たちが天覧山や多峯主山を登るエピソードが描かれています。アニメ第3期第2話では天覧山から多峯主山への縦走コースが登場し、山頂での出会いや富士山を眺めながら羊羹を食べるシーンなど、実際のハイキングの楽しさが生き生きと描写されています。
このアニメの影響で聖地巡礼として天覧山・多峯主山を訪れるファンも多く、飯能市もアニメとのコラボレーションに積極的です。市内各所にはアニメのキャラクターが描かれた看板やポスターが設置されています。「ヤマノススメ」を視聴してから訪れると、ハイキングの楽しさをより深く感じることができます。アニメで描かれた風景と実際の風景を見比べながら歩くのも、聖地巡礼ならではの楽しみ方です。
子連れ・ファミリーで楽しむ天覧山・多峯主山ハイキング
天覧山・多峯主山のハイキングコースは、子連れファミリーにも人気が高いコースです。天覧山は道が整備されており、小さなお子さんでも無理なく登ることができるため、「はじめての登山」にぴったりの山です。実際に登山道では幼児を連れたファミリーの姿を多く見かけます。
天覧山から多峯主山への縦走は、お子さんにとって「はじめての縦走」として最適なコースです。ほどよい距離で見どころも多く、途中にトイレもあるため安心して歩くことができます。天覧山の中段にある鎖場は補助の鎖や手すりがしっかりと設置されており、お子さんが岩場に挑戦する良い経験になります。
ただし、多峯主山への道は天覧山に比べるとやや険しい箇所もあるため、幼児(3歳以下)を連れている場合は天覧山のみの登山にとどめておくのが無難です。登山道はベビーカーでの通行は難しいため、小さなお子さんは抱っこひもやベビーキャリアを使用するとよいでしょう。子連れハイキングの場合は通常よりも多めに休憩時間を取り、お子さんのペースに合わせてゆっくりと歩くことを心がけてください。飲み物やおやつも多めに持参しておくと安心です。
天覧山・多峯主山周辺の観光スポットとステップアップコース
ハイキング前後に立ち寄りたい観光スポット
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園は、北欧の童話の世界を再現した飯能市の人気観光スポットです。ムーミンの世界観をモチーフにした建物が点在しており、大人もお子さんも楽しめます。公園内の「CAFE PUISTO(カフェ プイスト)」では、西川材がふんだんに使われた温かみのある空間で無農薬野菜を使ったメニューを提供しており、ハイキングの疲れを癒すのにぴったりです。
飯能市立博物館は天覧山の麓に位置しており、飯能の歴史や文化、自然について学ぶことができます。飯能の林業の歴史や飯能戦争に関する展示は、天覧山・多峯主山の歴史的背景をより深く理解するのに役立ちます。ハイキングの前後に気軽に立ち寄れる施設です。
ステップアップにおすすめの飯能周辺低山コース
天覧山・多峯主山のハイキングを楽しんだ後、もう少し歩きたいと感じた方にはステップアップコースがおすすめです。
龍崖山(りゅうがいさん)は標高246メートルの山で、天覧山・多峯主山の近くに位置しています。山頂からの眺望が素晴らしく、飯能市街や奥武蔵の山々を一望できます。天覧山や多峯主山に比べると訪れる人が少なめで、静かな山歩きを楽しめる穴場的な存在です。
日和田山(ひわださん)は標高305メートルの山で、高麗駅が最寄り駅となります。低山ながら山頂からの眺望は圧巻で、巾着田(きんちゃくだ)を見下ろす景色が特に有名です。天覧山から高麗峠を経由して日和田山まで縦走するコースは歩行距離約12キロメートル、高低差約300メートルで、天覧山・多峯主山コースに慣れた方のステップアップに最適です。
さらに健脚の方には、天覧山、多峯主山、龍崖山、燧山(ひうちやま)、柏木山、あさひ山を巡る「飯能低山フルコース」があります。総距離約14キロメートル、累積標高差約940メートルで、標準コースタイムは約6時間です。一日かけて飯能の低山を制覇する達成感のあるコースとなっています。








