岩殿山は、山梨県大月市に位置する標高634メートルの山で、桜と富士山の絶景を同時に楽しめる春の登山スポットとして高い人気を誇ります。JR中央線の大月駅から徒歩でアクセスでき、中腹の丸山公園には約300本のソメイヨシノが植えられており、例年3月下旬から4月上旬にかけて満開を迎えます。桜越しに望む雪化粧の富士山は、春の山梨を代表する景観として多くの登山者や写真愛好家を魅了しています。
岩殿山は山梨百名山のひとつであり、大月市が1992年に選定した「秀麗富嶽十二景」や「関東の富士見百景」にも指定されています。首都圏から日帰りで訪れることができ、桜の名所としても登山の目的地としても魅力が詰まったこの山について、登山ルートやアクセス情報、歴史的背景から季節ごとの楽しみ方まで詳しくお伝えします。

岩殿山とは?標高634メートルの大月市のシンボル
岩殿山は、山梨県大月市賑岡町に位置する標高634メートルの山です。この標高は東京スカイツリーと同じ高さとして話題になることもあります。JR中央線の車窓から見上げると南面に広がる大岩壁が目に入り、大月市のシンボル的存在として親しまれています。
山梨百名山に選定されているほか、大月市が1992年に選定した「秀麗富嶽十二景」にも名を連ねています。秀麗富嶽十二景とは、大月市内の12か所の山から望む富士山の絶景スポットを選んだもので、岩殿山はその代表格です。さらに「関東の富士見百景」にも指定されており、全国的にも富士山の眺望が優れた場所として認められています。
戦国時代にはこの天然の要害を活かして山城が築かれました。南面は絶壁、北面も急傾斜という地形は、攻め手にとって難攻不落の城として機能していました。現在は登山道として整備され、城址を巡りながら歴史を感じる登山が楽しめます。
岩殿山の桜の見頃と開花時期
岩殿山の桜は、例年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。桜の名所として特に知られているのが、山の中腹にある丸山公園です。ここには約300本のソメイヨシノが植えられており、春になると一面がピンク色に染まります。
2025年の開花状況では、4月9日から4月17日頃が見頃のピークとなりました。年ごとに多少のずれはありますが、桜の季節に合わせて訪問計画を立てる際の参考になります。
丸山公園の魅力は、桜越しに富士山を望める絶好のロケーションにあります。満開の桜のピンク色と雪をかぶった富士山の白いシルエット、そして青空のコントラストは、まさに春の山梨を代表する景観です。写真愛好家や登山者にとって外せない撮影ポイントとなっています。
遅咲きのヤエザクラも楽しめるため、4月下旬頃まで桜の季節が続くのも嬉しい点です。ソメイヨシノが散った後も八重桜が優雅に咲き誇り、長い期間にわたって花を楽しむことができます。
毎年、開花期間中には「大月さくら祭り」が開催されています。2024年には3月23日から4月14日にかけて開催され、期間中の夕方から夜にかけてはライトアップも実施されました。提灯の温かな光がふれあいの館と桜を彩り、昼間とは異なる幻想的な夜桜の雰囲気を楽しむことができます。ライトアップは日没から22時まで行われており、ナイトハイクの目的地としても人気があります。
桜越しに富士山を望む絶景ビューポイント
岩殿山が「秀麗富嶽十二景」に選ばれている最大の理由は、山頂からの富士山の眺めが格別だからです。山頂展望台からは大月市街地の向こうに富士山がそびえ、その雄大な姿を眼前に捉えることができます。
富士山の眺望が特に素晴らしいのは、空気が澄んでいる晴れた日の午前中です。朝早く出発して山頂に到着した頃に富士山が顔を出すと、その感動はひとしおです。残雪の時期である冬から春にかけては純白の雪をまとった富士山を望むことができ、桜の季節と重なる3月下旬から4月上旬は特に美しい景観が広がります。
三ノ丸跡展望台は岩殿山で最も眺望に優れた場所のひとつで、大月市街地と富士山を同時に収められる絶好のアングルが楽しめます。山頂の本丸跡には東屋とベンチが設置されており、ここでも富士山をゆっくりと眺めることができます。
丸山公園からも富士山を望むことができ、桜越しの富士山という贅沢なアングルで写真を撮ることができます。このビューポイントは「関東の富士見百景」にも選ばれており、全国的にも富士山の眺めが優れた場所として認定されています。
岩殿山の登山ルートと所要時間
岩殿山への登山ルートは複数あり、体力や目的に合わせて選ぶことができます。2019年の鏡岩崩落事故により長期間通行止めとなっていたルートが段階的に復旧しており、2025年12月25日には強瀬(こわせ)ルートが約6年ぶりに再開通しました。
主要ルートの比較は以下のとおりです。
| ルート名 | 起点 | 山頂までの時間 | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 強瀬ルート | ふれあいの館 | 約40分 | 初級〜中級 | 2025年12月再開通の迂回路 |
| 畑倉登山口ルート | 畑倉登山口 | 約40分 | 中級 | 急坂・岩場あり、駐車スペース5〜6台 |
| 稚児落とし周回コース | 大月駅 | 約6時間(周回) | 中級〜上級 | 鎖場・岩場あり、歩行距離7.8km |
強瀬ルートは、岩殿山ふれあいの館を起点とする登山道です。YAMAPと大月市の共同GCFプロジェクトによって迂回路として整備され、ふれあいの館から山頂まで約40分で到達できるため、気軽に登山を楽しみたい方に適しています。
畑倉登山口ルートは、2019年の崩落事故以降にメインルートとして整備されました。登山口前に5から6台の駐車スペースがあります。山頂までは約40分ですが、急な坂道が多く岩や木の根が露出した箇所もあるため、登山靴の着用が必須です。
より本格的な縦走を楽しみたい方には、稚児落とし経由の周回コースがおすすめです。大月駅を起点として稚児落としから兜岩(かぶといわ)を経て岩殿山山頂へ至り、畑倉登山口から大月駅に戻る周回ルートは、合計約6時間(休憩込み)、歩行距離7.8キロメートル、最大高低差310メートルのコースです。大月駅から稚児落としの登り口まで約30分、そこから稚児落としまでが約1時間、天神山を経て兜岩まで約30分、三ノ丸展望台まで約1時間10分、山頂まではさらに約10分という行程になります。下山は畑倉登山口から大月駅まで約1時間10分が目安です。
兜岩には「鎖場コース」と「林間コース(巻き道)」の分岐があり、鎖場に自信がない方は巻き道を選ぶことができます。特に兜岩の鎖場と稚児落とし付近は高度感があるため、高所が苦手な方は注意が必要です。
稚児落としの絶景と戦国時代の悲話
稚児落としは、岩殿山の縦走路上にある断崖絶壁の絶景スポットです。大岩壁からのダイナミックな景観は圧倒的な高度感があり、訪れた人を驚かせます。
この場所には「よばわり谷」とも呼ばれる悲しい伝説が残っています。戦国時代、岩殿山城の主・小山田信茂の側室であった千鳥姫が城を落ちる際、信茂の遺児である赤子(万生丸)を連れていました。声が反響するこの谷で赤子が泣き始め、追ってきた織田軍に発見される危険が迫ったため、従者たちは泣く泣く赤子を谷底へ投げ落としたと伝えられています。この伝説から「稚児落とし」という名前がつき、声が反響する谷の特性から「よばわり谷」とも呼ばれるようになりました。
絶景スポットであると同時に歴史の重さを感じさせる場所であり、登山の途中で立ち止まって往時に思いを馳せる登山者も少なくありません。
岩殿山城の歴史と武田氏ゆかりの城址
岩殿山には戦国時代に築かれた山城、岩殿山城の城址が残っています。この城は甲斐国都留郡の国衆・小山田氏の居城として築かれ、東西に長い大きな岩山をそのまま城に活用した構造をしています。南面は絶壁、北面も急傾斜という天然の要害であり、全方面から攻めにくい城として知られていました。
戦国時代には武田氏の傘下に入った小山田氏が、武蔵・相模との国境警備の拠点として岩殿山城を管理していました。この城が歴史の大きな舞台となったのは天正10年(1582年)のことです。織田信長と徳川家康の連合軍による侵攻を受けた武田勝頼は、新府城(現在の山梨県韮崎市)を脱出し、家臣の小山田信茂を頼って岩殿山城へ向かいました。
しかし信茂は途中で武田勝頼を裏切り、勝頼一行の入城を拒否しました。行き場を失った勝頼は天目山(現在の甲州市)へ向かい、そこで自害して武田氏は滅亡しました。裏切り者となった小山田信茂はその後、甲斐善光寺において信長の嫡子・織田信忠によって処刑され、郡内小山田氏も滅亡という悲運をたどりました。
岩殿山城址からは当時の石積みや土塁の跡が残っています。登山道の途中には揚城戸跡(あげきどあと)と呼ばれる巨大な岩が道を塞ぐ形で残存する遺構があり、自然の地形を活かした防御施設の名残を見ることができます。馬場跡や狼煙台跡、番所跡なども確認でき、往時の山城の規模と防御体制を偲ばせる歴史好きにはたまらないスポットです。
登山装備と安全に登るための注意点
岩殿山の登山には適切な装備が欠かせません。まず登山靴は必須です。急な坂道や岩・木の根が露出した箇所、鎖場があるため、グリップ力のある登山靴を着用してください。スニーカーでは滑りやすく危険な場面があります。
レインウェアも必ず持参しましょう。山の天気は変わりやすく、春先は特に急な雨に見舞われることがあります。防水・防風・透湿性のあるレインウェアが理想です。ザックは20から30リットルのものが日帰り登山に適しており、飲料水と行動食を十分に用意してください。特に稚児落とし経由の周回コースは約6時間かかるため、水分は多めに持参することが大切です。
春先の山頂は思いのほか冷えることがあるため、フリースやダウンなど体温調節できる防寒着を一枚追加で持っていくと安心です。鎖場通過に備えたグローブ(手袋)も通年で必要な装備となります。
安全面では、鎖場はゆっくりと慎重に進み、前後の登山者への落石に細心の注意を払ってください。稚児落とし付近は高度感があり、無理に進まず引き返すことも選択肢に入れておきましょう。下山後には一般道を歩く区間がありますので、交通事故にも注意が必要です。
最新のルート通行状況は必ず事前に確認してください。2019年の鏡岩崩落以降、通行止め区間が変化しており、2025年12月に強瀬ルートが迂回路として再開通しましたが、今後も状況が変わる可能性があります。大月市観光協会や大月市役所の公式ウェブサイトで最新情報を確認してから出発するようにしましょう。
大月駅からのアクセスと駐車場情報
岩殿山へは電車でのアクセスがとても便利です。JR中央線「大月駅」で下車し、岩殿山ふれあいの館(登山口)まで徒歩約25分から30分で到着します。富士急バスを利用する場合は、大月駅から「自動車教習所前」バス停で下車すれば徒歩約1分で登山口に着きます。大月駅は東京の新宿駅から特急あずさや中央本線の快速・各駅停車で約80分から90分程度でアクセスできるため、首都圏からの日帰り登山に最適です。
車でのアクセスは中央自動車道「大月インターチェンジ」から約5分から10分です。駐車場は岩殿山公園市営駐車場(11台収容、無料)と畑倉登山口前の駐車スペース(5から6台)があります。桜の季節は特に混雑しますので、早朝に到着するか電車での来訪がおすすめです。
秀麗富嶽十二景と岩殿山の位置づけ
大月市が1992年に選定した「秀麗富嶽十二景」は、大月市内の山から富士山の絶景が望める12か所のスポットを指定したものです。岩殿山はその中でも特に人気が高く、アクセスの良さと眺望の質から多くの登山者が訪れています。
十二景に選ばれた山々はいずれも富士山の眺望が素晴らしく、岩殿山のほかにも百蔵山(第3番)、扇山(第4番)、高畑山・倉岳山(第5番・第6番)、九鬼山(第7番)、高川山(第9番)などが含まれています。これらの山を巡って富士山の眺めを楽しむ「秀麗富嶽十二景制覇」を目標にする登山者も多く、山梨の登山文化を象徴する取り組みとなっています。
岩殿山が秀麗富嶽十二景の中でも特別な存在である理由は、アクセスの良さと難易度のバランス、そして桜の名所としての側面が重なるからです。春の登山シーズンに桜と富士山の両方を楽しめる山として、首都圏からのハイカーに特に人気があります。
春の岩殿山登山おすすめプラン
桜と富士山の両方を楽しむための最適な訪問時期は、3月下旬から4月上旬です。ソメイヨシノの見頃に合わせて計画を立てましょう。
日帰り周回コース(稚児落とし経由)のモデルプランとしては、午前8時頃に大月駅を出発し、稚児落とし登り口から登山を開始するのがおすすめです。稚児落としで絶景を楽しんだ後、兜岩の鎖場にスリルを感じながら進み、岩殿山の三ノ丸展望台と山頂で富士山の眺望を堪能します。下山後は丸山公園で桜を楽しみ、午後3時頃に大月駅に戻るイメージです。
体力に自信がない方や桜の鑑賞を主目的とする方には、大月駅から岩殿山ふれあいの館まで歩き、強瀬ルートまたは畑倉ルートで山頂を往復するコースが適しています。所要時間は往復で約2時間から3時間程度で、丸山公園での桜観賞も組み込めます。
下山後の楽しみとして、大月駅周辺には飲食店やお土産店が並んでいます。山梨名物のほうとうや吉田うどんを提供する食堂も多く、登山の疲れを癒すのに最適です。時間が許せば甲斐の猿橋まで足を延ばすこともでき、大月駅からバスまたはタクシーで約15分の場所で日本三奇橋の絶景と桂川渓谷の美しさを満喫できます。
四季折々の岩殿山の楽しみ方
岩殿山の魅力は桜の季節だけにとどまりません。季節ごとに異なる表情を見せる山として、一年を通じて楽しめます。
春は桜と富士山の共演が最大の見どころです。ソメイヨシノが満開を迎える中、残雪をまとった富士山が青空にそびえる光景は、春の山梨を代表する絶景です。夏は新緑に覆われた登山道を歩くことができ、木陰が多く比較的涼しいですが、低山でも熱中症には注意が必要です。
秋は丸山公園のイチョウの黄葉が見事です。紅葉と黄葉を背景に富士山を望む景色も美しく、大月市の面積の87パーセントが山林という特性から、市内各所で長期間にわたって紅葉を楽しめます。冬は空気が最も澄んでおり、富士山の視認性が年間で最も高い季節です。雪をかぶった純白の富士山と青空のコントラストは格別の美しさがあります。ただし山頂や鎖場に積雪・凍結がある場合は難易度が上がるため、軽アイゼン(チェーンスパイク)の携行が推奨されます。
丸山公園には桜のほかに約600本のヤマツツジ・ミツバツツジ・サツキなどのツツジ類も植えられており、季節を変えて訪れても花を楽しめます。大きなイチョウの木もあり、秋の黄葉シーズンも見ごたえがあります。
岩殿山のおすすめ撮影スポット
岩殿山は写真撮影に適したスポットが多く、カメラを持って訪れる人も多い山です。
三ノ丸跡展望台は大月市街の町並みを前景にした富士山の構図が人気で、多くの写真愛好家が訪れます。春は桜との共演、秋は紅葉との組み合わせで季節感あふれる写真が撮れます。丸山公園では岩殿山の大岸壁と富士山、市街地の3点セットが一望できるアングルが楽しめ、秋はイチョウの黄葉を絡めた撮影も可能です。
稚児落としの断崖絶壁は、大岩壁をバックにしたダイナミックな写真が撮れるスポットです。高度感のあるスリリングなショットが魅力で、山岳写真として個性的な作品が生まれます。鏡岩は山の南側直下に位置する約150メートルの礫岩の大崖で、乃木希典が明治12年に登山した際に「兎も登れない」と感嘆したという記録が残るほどの迫力があります。
撮影のベストシーズンは、桜との組み合わせなら3月下旬から4月上旬、富士山の眺めを重視するなら空気が澄んだ冬から春にかけてがおすすめです。
大月市の桜名所と周辺の観光スポット
大月市は桜の名所が点在する地域で、岩殿山と合わせて複数のスポットを回るのもおすすめです。
真木お伊勢山(まきおいせやま)は大月市大月町にある標高550メートルの山で、約3000本の桜が咲き誇る山梨屈指の桜の名所です。毎年3月下旬から4月中旬頃に「大月さくら祭り」が開催されており、大勢の花見客で賑わいます。猿橋公園は日本三奇橋「猿橋」の西側に位置し、ソメイヨシノ・御衣黄桜(ぎょいこうざくら)・八重桜・枝垂桜と多彩な品種が楽しめます。猿橋との組み合わせで撮影スポットとしても人気があり、橋と桜の絵になる景色は多くの観光客を惹きつけます。
月光桜(大月町)は長沢地区の丘陵に立つ1本の特別な桜です。花びら全体が白く輝くような光沢を発する希少な品種で、見頃の3月下旬から4月上旬にはライトアップも実施されます。厄王大権現(やくおうだいごんげん)周辺のソメイヨシノと枝垂桜も有名な桜スポットで、社と桜の風景が美しく絵になります。
岩殿山の登山と合わせて楽しめる観光スポットとしては、甲斐の猿橋が代表的です。「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、橋脚を全く使わない特殊な構造が独特の美しさを生み出しています。桂川渓谷を挟んだ絶景スポットとしても有名で、周辺には大月市郷土資料館や猿橋近隣公園、桂川渓谷の散策路などがあり、ゆっくりと観光を楽しめます。
丸山公園内には山梨出身の山岳写真家・白簱史朗(しらはた しろう)氏の写真館が併設されています。白簱氏は富士山を中心とした山岳写真で知られており、岩殿山からの富士山の眺めを特に愛した写真家のひとりです。
大月市内には岩殿山以外にも秀麗富嶽十二景に選ばれた百蔵山(ももくらやま)や扇山(おうぎやま)があり、富士山の眺めが素晴らしい登山コースとして人気です。百蔵山は桃太郎伝説ゆかりの地としても知られています。大月は桃太郎伝説のゆかりの地でもあり、百蔵山を始め鳥沢、九鬼山などにも伝説に関連した地名や史跡が残っています。登山と合わせて伝説の地を巡るのも大月観光の楽しみ方のひとつです。
下山後に楽しむ大月グルメ
登山を終えた後は、大月駅周辺のグルメスポットで疲れを癒しましょう。
山梨名物のほうとう鍋を食べられる「粋膳 和ダイニング 濱野屋」は、大月駅バスロータリー内という好立地にあります。野菜がたっぷり入ったほうとう鍋が名物で、「富士の介丼」も人気メニューです。富士の介とは山梨県が開発したサーモントラウトの一種で、山梨ならではの食材です。
大月駅より徒歩約1分の「月Cafe」は、テレビの旅番組や書籍・グルメランキングで度々紹介される知名度の高いカフェです。登山前の朝食や下山後のひと息つく場所として便利です。
約50年の歴史を持つ老舗「居酒屋 奴」は、岩殿山方面へ徒歩7分の場所にあります。お寿司屋さんから始まった三世代続く老舗として、地元に愛され続けています。
岩殿山登山の服装と季節別装備ガイド
岩殿山に登る際は、季節に応じた適切な装備を整えることが安全で快適な登山の基本です。
春(3月下旬から5月)の桜シーズンは日中は暖かいですが、朝夕と山頂では気温が下がります。フリースやライトダウンなどのミドルレイヤーを持参しましょう。軽量のレインウェアも必携です。花粉症の方はマスクやゴーグルを持参すると快適に過ごせます。
夏(6月から9月)は速乾性の半袖シャツに長袖シャツを重ね着するスタイルが基本です。日差しが強いため帽子と日焼け止めは必須で、こまめな水分補給で熱中症を予防してください。秋(10月から11月)は寒暖差が激しく、山頂ではフリースやウィンドブレーカーが必要です。ダウンジャケットの携行も考慮するとよいでしょう。
冬(12月から3月)は保温性の高いベースレイヤーと厚手のフリース、防水防風のアウターシェルが必要です。岩場や鎖場が凍結している可能性があるため、軽アイゼン(チェーンスパイク)を必ず携行してください。
通年共通の必須装備として、鎖場通過に備えたグローブ(手袋)があります。稚児落としや兜岩のコースを歩く場合は、安全のためヘルメットの着用も検討してみてください。登山靴はグリップ力のあるミドルカット以上のトレッキングシューズが基本で、服はコットン素材を避け吸汗速乾の化繊やウール素材を選ぶのが山岳登山の鉄則です。








