古賀志山の冬登山完全ガイド|赤川ダム周回コースの歩き方

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古賀志山は、栃木県宇都宮市に位置する標高582.8メートルの低山で、赤川ダムを起点とした周回コースが冬登山に最適なルートとして人気を集めています。日本百低山、栃木百名山、大谷七名山に選定されており、「キング・オブ・低山」の愛称で親しまれるこの山は、冬季に空気が澄み渡ることで360度の大パノラマを楽しむことができます。本記事では、赤川ダムからの周回コースを中心に、古賀志山の冬登山の魅力、コース詳細、装備、安全対策まで詳しく解説していきます。

目次

古賀志山とは

古賀志山は、栃木県宇都宮市の北西部にそびえる独立峰で、北関東屈指の名山として知られています。最も高い古賀志山(標高582.8メートル)を中心に、御岳(御嶽山、標高546メートル)、赤岩山(標高536メートル)が一体の山塊を形成しており、これらをまとめて「古賀志山」と呼ぶこともあります。

この山の最大の特徴は、100を超える登山ルートが存在することです。初心者向けのハイキングコースから、鎖場や岩場が連続する上級者向けのバリエーションルートまで、幅広い難易度のコースが用意されています。そのため、何度訪れても新しい発見がある山として、地元の登山愛好家から絶大な人気を集めています。「古賀志山LOVER」と呼ばれる愛好家たちは足しげく通い、常連登山者の中には年間100回以上この山を訪れる方もいるといいます。

山名の由来は古くからの山岳信仰に関連しているとされ、山域には御嶽神社をはじめとする複数の神社や祠が点在しています。その山容は「まるでゴジラの背中のよう」と形容されるほど、切り立った岩場が特徴的で、標高わずか582メートルほどの低山にもかかわらず、北信州あたりの2000メートル級岩峰を彷彿とさせる存在感があります。

古賀志山へのアクセス

古賀志山は栃木県宇都宮市福岡町と古賀志町にまたがっており、日光連山の入り口に位置しています。首都圏からのアクセスも良好で、日帰り登山に最適な立地となっています。

車でのアクセスの場合、東北自動車道宇都宮インターチェンジから約15分で到着します。JR宇都宮駅からは車で約40分の距離です。公共交通機関を利用する場合は、JR宇都宮駅から関東自動車の荒針・鹿沼線(宇都宮駅から鹿沼駅経由関東自動車鹿沼営業所行き)に乗車し、「森林公園入口」バス停で下車します。所要時間は約50分です。

登山の起点となる宇都宮市森林公園には、約240台収容可能な無料駐車場が完備されています。駐車場には水洗トイレ(トイレットペーパー完備)も設置されており、登山前の準備に便利です。

宇都宮市森林公園と赤川ダムの概要

宇都宮市森林公園は、古賀志山と赤川ダム湖畔の針葉樹に囲まれた広大な施設で、公園の総面積は約497ヘクタールに及びます。赤川ダム周辺の約28ヘクタールは公園重点管理エリアとして整備されており、登山だけでなく、キャンプ、バーベキュー、サイクリングなど様々なアウトドアアクティビティを楽しむことができます。この森林公園は1992年から開催されている「ジャパンカップサイクルロードレース」のコースにもなっており、国際的にも知られた施設です。

園内には駐車場(無料、約240台収容可能)のほか、トイレが6カ所設置されており、そのうち3カ所は多目的トイレとなっています。AEDも1カ所に設置されており、バリアフリー設計となっているため、車椅子や高齢者でも快適に過ごすことができます。キャンプ場とバーベキュー場は予約制で利用可能ですが、キャンプ場の営業期間は4月1日から10月31日までで、冬季は利用できませんのでご注意ください。

赤川ダムは1965年度から建設が始まり、1971年に完成した農業用ダムです。ダム湖周辺は宇都宮市民の憩いの場として親しまれており、湖畔の遊歩道を散策したり、釣りを楽しんだりすることができます。古賀志山登山の多くのコースは、この赤川ダム周辺を起点としています。ダム湖越しに見る古賀志山の姿は美しく、特に紅葉シーズンや冬の澄んだ空気の中では絶景となります。

冬の古賀志山の魅力

古賀志山は冬季に特におすすめの山です。関東平野の北部に位置する古賀志山の山頂からは、日本最大の平野を南方に眺め、北方には日光連山をはじめとした北関東の名峰の数々を望むことができます。冬は空気が澄んでいるため、この360度の大展望をより鮮明に楽しむことができ、晴天時には遠く富士山や筑波山まで見渡せることもあります。

市街地に近い場所にあるため、冬の間も天候にあまり左右されることなく登ることができるのも大きなメリットです。積雪することはありますが、本格的な雪山装備がなくても楽しめる日が多く、トレーニング登山にも適しています。

また、落葉期は樹木の葉が落ちて見通しが良くなるため、通常は見えにくい展望ポイントからも景色を楽しめるようになります。冬枯れの木立の間から見える日光連山の雪景色は格別です。

山頂からの展望

古賀志山山頂(標高582.8メートル)の南面は開けており、比較的展望が良好です。ただし、他の方角には木々が茂っているため、見晴らしが制限される場合もあります。最も展望が素晴らしいのは、東稜展望台と御岳山です。

北西から北東にかけては、日光連山(男体山、女峰山など)、高原山、那須連山を一望できます。特に冬季は雪を被った日光連山の姿が美しく、多くの登山者がカメラを構えます。東方向には、多気山と宇都宮市街が広がり、遠くに筑波山のシルエットを確認することができます。南方向には、鹿沼市街が見え、好条件の日には遠く富士山まで望むことができます。西方向には、赤岩山へと続く主稜線が伸び、その向こうに二股山やかまど倉、羽賀場山の山影が認められます。

赤川ダムからの周回コース詳細

初心者向け周回コース(北コースから南コース)

最も一般的で初心者にも安心な周回ルートは、北コースから登り南コースで下山するルートです。このコースは距離が約6.9キロメートル、所要時間は約2時間30分から4時間(休憩含む)、累積標高差は約543メートルで、難易度は初級に分類されます。

森林公園駐車場から北コース入口へ向かう際は、赤川ダム沿いを歩き、ダム湖を左手に見ながら進みます。北コース入口には案内板があり、ここからハイキングコースに入ります。北コースは「初心者コース」とも呼ばれ、沢沿いの快適で広い登山道が続きます。危険箇所はなく、なだらかで登りやすいコースです。途中には水場もあり、休憩ポイントとして利用できます。

北コースを登り続けると、富士見峠直下でやや急な登りになりますが、登り切ると尾根に出ます。富士見峠は休憩に最適な場所で、ここから先まもなく山頂です。富士見峠から稜線を進むと、東稜展望台への分岐があります。少し寄り道になりますが、東稜展望台からの展望は素晴らしく、ぜひ立ち寄ることをお勧めします。

古賀志山山頂(標高582.8メートル)には電波塔があり、南面は開けて展望を楽しめます。山頂にはテーブルやベンチがあり、昼食休憩に最適です。下山は南コースを利用します。南コースは階段が続く直登ルートで、下りには膝への負担が少なく、登りよりも楽に歩けます。ただし、階段は車道まで約520メートル続くため、足元に注意しながら下りましょう。南コースを下り終えると車道に出ますので、そこから駐車場へ戻ります。

中級者向け周回コース(中尾根コース経由)

岩場や鎖場を楽しみたい方には、中尾根コースを経由するルートがおすすめです。このコースは距離が約7キロメートルから8キロメートル、所要時間は約4時間から5時間で、難易度は中級から上級に分類されます。中尾根コースは岩場経験がない方にはお勧めできません。

中尾根コースは尾根全体が岩で構成された岩尾根で、古賀志山山域の中でも最も岩場が多いルートです。一番岩、二番岩、三番岩と連続する岩場を攻略していきます。コースタイムの目安として、赤川ダム駐車場から中尾根入口まで約25分、中尾根入口から富士見峠まで約80分、富士見峠から古賀志山山頂まで約15分です。

一番岩と二番岩はバリエーションルートに分類され、宇都宮市の公式登山道には含まれていません。トラロープはありますが、かなりハードな岩登りとなります。三番岩の下に至る巻道がありますので、自信のない方はそちらを利用してください。

上級者向け縦走コース(古賀志山から御岳山・赤岩山)

さらに本格的な岩稜歩きを楽しみたい方には、古賀志山から御岳山、赤岩山へと縦走するコースがあります。御岳山から赤岩山の間は「ミニ表妙義」と称されるほど、危険な鎖場や岩場が連続するスリリングなルートです。垂直に近い長い鎖場が連続し、下が見えない状態でのクライムダウンを要求される箇所もあります。このルートを歩く場合は、十分な岩場経験と体力、適切な装備が必要です。単独での挑戦は避け、経験者と同行することを強くお勧めします。

冬の古賀志山登山に必要な装備

冬の古賀志山登山に必要な装備について解説します。基本装備として、登山靴(トレッキングシューズ)、ザック(20リットルから30リットル程度)、ザックカバー、雨具上下(防水透湿素材)、ヘッドランプ(予備電池含む)、地図とコンパス(またはGPS機能付きスマートフォン)、飲料水(500ミリリットルから1リットル)、行動食、救急セット、携帯電話が必要です。

防寒装備としては、フリースまたはインナーダウン、ウインドブレーカー、速乾性インナー(綿は避ける)、手袋、ニット帽またはネックウォーマーを準備してください。

積雪・凍結対策として、軽アイゼンまたはチェーンスパイク、ショートスパッツ(ゲイター)、ストック(あると便利)があると安心です。軽アイゼンは6本爪程度のものがあれば十分で、コンパクトで持ち運びに便利なため、万が一に備えてザックに入れておくことをお勧めします。

冬の古賀志山登山の服装

冬の低山登山では、レイヤリング(重ね着)が基本です。ベースレイヤー(肌着)は、吸湿速乾性に優れた化繊またはメリノウールの長袖シャツを選びましょう。綿素材は汗を吸うと乾きにくく、体温低下の原因になるため避けてください。

ミドルレイヤー(中間着)は、フリースジャケットや薄手のダウンジャケットがおすすめです。登りで暑くなったら脱ぎ、休憩時や山頂では着用するなど、こまめに調整しましょう。

アウターレイヤーは、防風・防水機能のあるジャケットを選びます。登りでは暑くなるため、ベンチレーション(通気口)のあるものが便利です。

下半身は、ストレッチ性のあるトレッキングパンツがおすすめです。タイツを下に履くと保温性が増します。足元は、くるぶしまで覆うトレッキングシューズまたは登山靴を履きましょう。スニーカーでも登れなくはありませんが、岩場での安定性や防水性を考えると登山靴が安心です。

冬季登山の注意点

冬の古賀志山を安全に楽しむために、いくつかの注意点があります。積雪や凍結への備えとして、軽アイゼンやチェーンスパイクを携帯することをお勧めします。特に北側斜面や日陰のルートでは、霜柱や地面の凍結が見られることがあります。

服装については、フリースやインナーダウンなどの中間着の上からウインドブレーカーを着用することをお勧めします。肌着は綿素材を避け、速乾性の高いものを選びましょう。山頂付近は風が強いことがあるため、防風対策は必須です。

日没時間が早いため、余裕を持った計画を立てることが重要です。冬至前後は午後4時半頃には薄暗くなり始めますので、遅くとも午後3時には下山を開始するようにしましょう。ヘッドランプは必ず携帯してください。

安全対策と遭難防止

古賀志山では残念ながら滑落事故が頻発しており、死亡事故も発生しています。栃木県山岳遭難防止対策協議会が作成した「県山のグレーディング」では、古賀志山の技術的難易度は、栃木県内で最も高いレベルが求められる皇海山に次ぐ2番目に位置づけられています。相次ぐ事故を受けて、古賀志山は「中級者コース」に格上げされました。低山だからといって油断は禁物です。

事故の多くは、バリエーションルートや岩場で発生しています。一方、宇都宮市が認定する比較的緩やかな登山道(北コース、南コース)ではほとんど事故は発生していないとのことです。

安全に登山を楽しむためには、地図の携帯が必須です。古賀志山は踏み跡が至る所についているため迷いやすく、予定ルートから外れてしまうことがしばしばあります。地図やGPSアプリを活用し、常に現在地を確認しながら歩きましょう。単独登山は避けることをお勧めします。特にバリエーションルートや岩場を歩く場合は、必ず経験者と同行してください。

初めて訪れる場合は、まず北コースから南コースの周回ルートで山の雰囲気をつかむことをお勧めします。登山届を提出しましょう。栃木県警察や各種登山アプリを通じて登山届を提出することで、万が一の際の捜索活動に役立ちます。

宇都宮中央署山岳警備隊員は「低山だと甘く見ないでほしい。基本的な装備を整えるほか、地図を携帯したり単独での登山を避けたりして、登山道を外れないように注意してほしい」と呼びかけています。

古賀志山の歴史と山岳信仰

古賀志山は古くから山岳信仰の対象とされてきました。山域には複数の神社や祠が点在しており、信仰の山としての歴史を今に伝えています。御岳山の山頂には石製の祠があり、御嶽神社が祀られています。これは長野県の御嶽山信仰と関連があるとされています。

山麓の日吉神社は、長治元年(1104年)に宇都宮氏第2代当主宗綱が、遠く近江坂本の日吉大社より大山咋神をこの地にお迎えしたのが始まりです。江戸時代には「山王大権現」と称していましたが、明治の神仏分離令により「日吉神社」に改称されました。

大谷街道沿いには正徳4年(1714年)に建立された古賀志石製鳥居が堂々たる風情で立っており、古くからの参詣路であったことがうかがえます。

古賀志山には多くのパワースポットや信仰の場所があります。大日窟は岩の洞窟で、大日如来が祀られています。荒沢瀧、女滝、男滝などの滝は、修験道の行場として利用されてきました。古賀志山大神、瀧神社、風雷神社など、山中に点在する神社を巡るのも古賀志山登山の楽しみの一つです。

また、古賀志山は戊辰戦争とも関わりがあり、幕末の動乱期にこの地でも戦闘が行われた歴史があります。歴史好きの登山者にとっては、自然と歴史の両方を楽しめる山といえるでしょう。

ロッククライミングとパラグライダー

古賀志山は登山だけでなく、ロッククライミングの聖地としても知られています。南側斜面には切り立った崖が多く、藤坂ロックガーデンなど複数のクライミングエリアが存在します。初心者向けの易しいルートから、熟練者向けの難易度の高いルートまで揃っており、週末には多くのクライマーが岩壁に取り付く姿を見ることができます。ただし、クライミング中の事故も報告されていますので、適切な技術と装備、そして経験者の指導のもとで楽しむことが重要です。

また、パラグライダーの離陸地点としても利用されており、空からこの山の美しさを楽しむ愛好家もいます。

季節ごとの古賀志山の楽しみ方

古賀志山は四季を通じて異なる魅力を見せてくれます。春(3月から5月)は新緑とツツジの季節です。中尾根付近にはカタクリの群落があり、早春には可憐な花を咲かせます。主尾根上の525メートルピーク付近ではヤシオツツジを楽しむことができます。ただし、ヒカゲツツジを見に来た登山者が滑落死亡する事故も発生していますので、花に夢中になって足元をおろそかにしないよう注意してください。

夏(6月から8月)は緑が濃く、森林浴を楽しめる季節です。ただし、低山とはいえ気温が上がるため、熱中症対策として十分な水分を携帯してください。また、虫除け対策も必要です。早朝や夕方の涼しい時間帯に登ると快適です。

秋(9月から11月)は紅葉の季節です。古賀志山の紅葉の見頃は11月下旬頃で、カエデやアブラツツジが色づきます。紅葉と岩山のコントラストは美しく、多くの登山者で賑わいます。11月にはジャパンカップサイクルロードレースが開催され、森林公園周辺は特に混雑しますので、日程を確認してから訪れることをお勧めします。

冬(12月から2月)は本記事で詳しく紹介した通り、空気が澄んで展望が最も素晴らしい季節です。落葉した木々の間から見える日光連山の雪景色は格別です。積雪や凍結がある場合は軽アイゼンを使用し、日没時間に余裕を持った計画を立ててください。

古賀志山を守る活動

「古賀志山を守ろう会」というNPO法人が活動しており、登山道の整備や案内板の設置、地図の作成など、登山者の安全と山の保全に貢献しています。彼らが作成した詳細な地図は、古賀志山登山の必携品として知られています。地元の「古賀志山LOVER」と呼ばれる愛好家たちも、季節ごとに変化する山の表情を楽しみ、新たなルートを開拓し、山の魅力を次世代に伝える役割を担っています。

初めて古賀志山を訪れる方へのアドバイス

古賀志山を初めて訪れる方に、いくつかのアドバイスをお伝えします。最初の登山では北コースから南コースの周回ルートを選ぶことをお勧めします。このルートは危険箇所がなく、山の雰囲気を知るのに最適です。慣れてきたら、徐々に難易度の高いルートに挑戦してみてください。

地図は必ず持参してください。古賀志山は分岐や踏み跡が非常に多く、ベテラン登山者でも道を間違えることがあります。YAMAPやヤマレコなどの登山アプリをスマートフォンにインストールしておくと、GPSで現在地を確認できて便利です。

常連登山者との交流を楽しんでみてください。古賀志山には毎日のように登る地元の登山者がいます。彼らは山の魅力や穴場スポット、注意すべき箇所などを教えてくれることがあります。挨拶を交わし、会話を楽しむのも登山の醍醐味です。

時間に余裕を持った計画を立ててください。古賀志山は見どころが多く、ついつい寄り道したくなります。展望台での休憩、御岳山への縦走、パワースポット巡りなど、楽しみ方は無限大です。余裕のあるスケジュールで、山を満喫してください。

登山後の過ごし方と周辺観光

古賀志山登山を終えた後の過ごし方もご紹介します。温泉でリフレッシュするのはいかがでしょうか。宇都宮市内や周辺には日帰り入浴できる温泉施設がいくつかあります。登山で疲れた体を癒すには最適です。

地元グルメを楽しみましょう。宇都宮といえば餃子が有名ですが、それ以外にも焼きそばや、地元産の野菜を使った料理など、美味しいものがたくさんあります。

大谷資料館は古賀志山登山の前後に立ち寄りたいスポットとして人気です。大谷石の採掘場跡を利用した地下空間は幻想的で、映画やミュージックビデオの撮影地としても有名です。古賀志山から車で約20分の距離にあります。

古賀志山は日光連山の入り口に位置しているため、日光方面への観光も組み合わせやすい立地です。世界遺産の日光東照宮、華厳の滝、中禅寺湖など、見どころは豊富です。

他の低山との比較

関東近郊には多くの低山がありますが、古賀志山にはいくつかの特筆すべき特徴があります。まず、ルートの多様性です。100を超えるルートがあり、初心者から上級者まで楽しめます。何度訪れても新しい発見があるのは、古賀志山ならではの魅力です。

次に、岩場の充実度です。低山でありながら、本格的な岩場歩きや鎖場を体験できます。これは高山に挑戦する前のトレーニングとしても最適です。

さらに、アクセスの良さも魅力です。宇都宮市街地から車で30分程度、東北自動車道のインターチェンジからも近く、日帰り登山に最適な立地です。

最後に、展望の素晴らしさがあります。日光連山、那須連山、関東平野、そして条件が良ければ富士山まで見渡せる360度パノラマは、低山とは思えないスケールです。

おすすめの日帰りプラン

午前8時に森林公園駐車場を出発し、北コースを経由して午前10時頃に古賀志山山頂に到着します。山頂で休憩と昼食を取り、午前11時頃に下山を開始します。南コースを下り、正午から午後1時頃に駐車場に戻ります。余裕があれば、山頂から御岳山まで足を延ばすこともできます。その場合は約1時間程度のプラス時間を見込んでください。

まとめ

古賀志山は、標高582.8メートルという手頃な高さでありながら、変化に富んだ登山を楽しめる魅力的な山です。特に冬季は空気が澄み、日光連山や関東平野を一望する絶景を堪能することができます。赤川ダムを起点とした周回コースは、初心者から上級者まで楽しめるルートが揃っています。初めての方は北コースから南コースの周回ルートがおすすめです。岩場経験を積んだ方は、中尾根コースや御岳山・赤岩山への縦走にも挑戦してみてください。

ただし、古賀志山では遭難事故が多発していることを忘れてはいけません。低山だからといって油断せず、地図の携帯、適切な装備、余裕を持った計画など、安全登山の基本を守って楽しんでください。

美しい展望と変化に富んだルート、そして山岳信仰の歴史が息づく古賀志山。冬の澄んだ空気の中、日光連山の雪景色を眺めながら歩く古賀志山は格別です。ぜひこの冬、栃木県が誇る「キング・オブ・低山」を体験してみてください。何度訪れても新しい発見がある、そんな山があなたを待っています。

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