足利の冬ハイキング完全ガイド|行道山と縁結び織姫神社を巡る

当ページのリンクには広告が含まれています。

足利の冬ハイキングは、行道山から足利織姫神社へ至る縦走コースが最も人気があり、関東平野を一望できる絶景と縁結びのパワースポットを一度に楽しめる魅力的なルートです。栃木県足利市は室町幕府を開いた足利氏発祥の地として知られ、冬場は空気が澄み渡り、遠く富士山や東京スカイツリーまで見渡せる絶好のハイキングシーズンを迎えます。本記事では、行道山から両崖山を経て足利織姫神社に下山するコースを中心に、大岩山毘沙門天や足利学校、鑁阿寺といった歴史スポット、さらにあしかがフラワーパークの冬イルミネーションまで、足利の冬を満喫するための情報を詳しくご紹介します。

目次

行道山と浄因寺が織りなす信仰の世界

行道山は足利市北西部に位置する標高442メートルの山で、古くから信仰の山として多くの人々に親しまれてきました。石尊山や剣ヶ峰などを擁する山塊の一角を成し、山麓には「関東の高野山」と称される行道山浄因寺が佇んでいます。参道から山頂にかけては3万3千体といわれる大小の石仏が並び、苔むした石仏群を眺めながら歩くだけでも心が洗われるような気持ちになります。

行道山浄因寺は和銅6年(713年)に行基上人によって開創されたと伝えられる名刹です。正式名称は行道山浄因寺といい、臨済宗妙心寺派に属しています。足利氏ゆかりの寺院ということもあり、関東では珍しい臨済宗の寺院として知られています。浄因寺の最大の見どころは、巨石の上に建つ「清心亭」です。この建物は江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎によって「足利行道山雲のかけ橋」として描かれたことでも有名です。巨石から巨石に架けられた「天高橋」を渡ってたどり着く清心亭からの眺望は、まさに絶景の一言に尽きます。この景観は昭和50年に栃木県の名勝第1号に指定されており、栃木県の指定名勝はここだけという貴重な存在となっています。

境内には右手を枕に西向きに横たわる「寝釈迦」像があり、涅槃に入る釈迦の姿を表現しています。なお、以前は駐車場から浄因寺まで簡易モノレール(くものはしモノレール)が土日などに運行されていましたが、台風被害により運休したままとなっている点には注意が必要です。

歴史のまちを望むみちハイキングコースの魅力

「歴史のまちを望むみちハイキングコース」は、首都圏自然歩道の一部として整備された全長約6.7キロメートルのコースです。所要時間は約3時間30分で、行道山浄因寺から大岩山(標高417メートル)、両崖山(標高251メートル)を経て足利織姫神社に至る、一般の方向けのハイキングコースとなっています。

このコースの最大の魅力は、関東平野を一望できる展望にあります。天気が良ければ遠く富士山や東京スカイツリーまで見渡すことができます。特に冬場は空気が澄み、より遠くまで見通せるようになるため、ハイキングに最適なシーズンといえます。一般的なルートとしては、行道山バス停を出発点とし、浄因寺を経由して行道山山頂を目指します。行道山から両崖山方面へは尾根伝いに進み、道中には奇岩や巨岩が多く見られます。黒岩山を経て両崖山山頂に到達し、最後は足利織姫神社に下山するという流れです。

行道山バス停から浄因寺までは約25分の道のりで、バス停前の車道を山側にまっすぐ進み、道なりに約600メートル歩くとトイレのある林道終点に到着します。そこから参道を約500メートル上がると、広い駐車場のある浄因寺の入口です。浄因寺から行道山山頂までは約25分、山頂から黒岩山を経て両崖山までは約2時間30分、両崖山から足利織姫神社までは約1時間の行程となります。逆ルートで織姫神社から行道山を目指す場合は、登りが続くためやや体力が必要となります。

両崖山に残る足利城跡の歴史

両崖山は標高251メートルの山で、足利旧市街地を象徴する山として旧足利市歌にも登場します。山頂には平安時代後期の天喜2年(1054年)、藤姓足利氏の初代である足利成行が築いた足利城の跡があります。この城は5代120年間にわたって使われ、その後、戦国時代には足利長尾氏が岩井山城から移り住み修築を行いました。

足利城は東西約630メートル、南北約400メートルの範囲に広がる山城で、山頂の本丸を中心に三方の尾根に段郭と堀切が造られています。南西には段々状に下る腰郭があり、北の尾根には郭とそれを切る堀切が続きます。山頂部は平坦になっており、御嶽神社が鎮座しています。天正18年(1590年)、小田原北条氏に味方した六代の長尾顕長の没落とともに廃城となりましたが、現在もかつての城の名残をとどめています。

城主であった長尾顕長は、国の重要文化財に指定されている名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」を打たせたと伝わっており、このゆかりから両崖山の御嶽神社は刀剣乱舞ファンの聖地としても知られています。

冬ハイキングを安全に楽しむための注意点

冬場のハイキングでは、寒暖差への対策が重要です。歩き始めは寒くても、登りで汗をかくことが多いため、汗冷えしないような重ね着が推奨されます。軍手があると岩場で便利です。登山道は全体的に整備されており、展望の良い箇所も多いです。初心者でも安心して歩けるコースではありますが、岩場もあるため、登山靴やトレッキングシューズの着用を推奨します。

2021年2月21日、両崖山の山頂付近で山林火災が発生しました。強風の影響もあり消火活動は難航し、3月15日の鎮火までに約167ヘクタールの山林が焼失しました。その後の調査で火災の原因がたばこと推定されたことから、2022年3月24日、足利市議会は「足利市の美しい山林を火災から守る条例」を可決しました。この条例により、足利の山域では火器の使用が全面的に禁止されています。バーナーやコンロの持ち込みは控え、食事は事前に準備したものを持参するか、下山後に市内の飲食店を利用するのが望ましいです。

大岩山毘沙門天のご利益と悪口まつり

行道山から両崖山へ向かう途中にある大岩山には、日本三大毘沙門天の一つに数えられる大岩山毘沙門天が鎮座しています。正式名称は大岩山多聞院最勝寺といい、奈良の信貴山、京都の鞍馬山と並ぶ由緒ある毘沙門天として、古くから多くの参拝者を集めてきました。

天平17年(745年)、行基上人が純金の毘沙門天像を祀るのにふさわしい場所を探していたところ、夢枕に神人が立ち、大岩山を教えてくれたという伝承が残っています。以来1200年以上にわたって信仰を集め、結婚や合格、家内安泰などのご利益で知られています。境内の絵馬には宝くじ当選御礼の奉納も見られ、金運のパワースポットとしても人気があります。

大岩山毘沙門天で毎年12月31日に行われる「悪口まつり(あくたいまつり)」は、江戸時代から続く日本の奇祭の一つです。一年間に溜まった厄を落とし、鬱憤を発散することで、清々しい気分で新年を迎えようという行事です。大晦日の晩から元旦の未明にかけて、修験者の法螺貝の音に先導されながら、参加者は星空を仰ぎ「バカやろう」などと大声を掛け合いながら山頂の本堂を目指します。ただし、悪口の中で「ぼう」のつく言葉(貧乏、泥棒など)は禁句とされている点がユニークです。悪口大声コンクールも開催され、先着60名が参加可能です。22時から受付が始まり、22時30分から大会が開始されます。10位までに入賞すると賞品がもらえます。提灯行列は23時から開始となります。

足利織姫神社で叶える七つの縁結び

足利織姫神社は、足利市の西宮町にある縁結びの神社として広く知られています。2014年には日本夜景遺産および恋人の聖地に認定され、若いカップルから年配の方まで幅広い参拝者が訪れています。ご祭神は機織りの神様である天御鉾命(あめのみほこのみこと)と、織女であった天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)の二柱です。この二柱は機を織って天照大神に献上していたと伝えられています。経糸と緯糸を織り合わせて一つの生地になることから、男女の結びつきを強める縁結びの神社として広く知られるようになりました。

足利織姫神社の特徴は、「七つの御神徳」と呼ばれる多彩なご利益です。具体的には「よき人」「よき健康」「よき知恵」「よき人生」「よき学業」「よき仕事」「よき経営」の7つのご神徳があるとされます。単なる男女の縁結びだけでなく、仕事や学業に関するご利益を求める人にも適した神社です。

足利織姫神社の参拝には二つのアプローチ方法があります。一つは麓の一の鳥居から拝殿まで一直線に続く229段の急な石段(男坂)を登る方法です。「229段昇れば叶う縁結び」といわれ、この石段を登り切って参拝すると願いが叶うとされています。もう一つは女坂と呼ばれる緩やかな坂道を通るルートで、こちらには「七色の鳥居(えんむすび坂)」があります。この七色の鳥居は足利織姫神社の七つの御神徳を表現したものです。神社から見て「人」との縁を結ぶ赤の鳥居から始まり、「健康」と縁を結ぶ黄色、「知恵」と縁を結ぶ緑、「人生」と縁を結ぶ青、「学業」と縁を結ぶ若草色、「仕事」と縁を結ぶ朱色、「経営」と縁を結ぶ紫色と、鮮やかな7色の鳥居をくぐっていきます。インスタグラムなどSNS映えするスポットとしても人気が高いです。

境内にある「愛の鐘」は、カップルで訪れた際にぜひ立ち寄りたいスポットです。二人で鐘を鳴らすことで幸せになれるというジンクスがあり、多くのカップルが訪れています。また、足利織姫神社は夜景スポットとしても有名で、17時から24時まで社殿がライトアップされます。関東平野を見下ろす高台からの夜景は格別で、デートスポットとしても人気があります。冬場は空気が澄んでいるため、より美しい夜景を楽しむことができます。参拝は境内自由で、社務所は9時から16時まで開いています。人気のお守りは7つの御神徳をモデルにした「七つの御神徳 御守り」で、7色の御守りから好みのものを選ぶことができます。また、7つの御神徳をモデルにした7束の織物をデザインしたオリジナルの御朱印帳も用意されています。

足利学校と鑁阿寺で触れる深い歴史

足利を訪れたなら、ぜひ立ち寄りたいのが足利学校です。日本で最も古い学校として知られ、大正10年には国の史跡に、2015年には日本遺産にも登録されました。足利学校の創建については、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説など諸説あり、いまだ解明されていません。歴史が明らかになるのは室町時代中期で、上杉憲実が関東管領になると学校を整備し、書籍の寄進や庠主(校長)を招いて学生の養成に力を入れました。

16世紀初頭には学生が3000人を数え、天文18年(1549年)にはイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルによって「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介されました。現存する最古の建築は、寛文8年(1668年)に建築された大成殿および学校門で、日本最古の学校建造物として貴重な存在です。現在の姿は落雷により消失した江戸時代の姿を復元したもので、当時の学徒がどのような場所で勉強していたのかを見学できるよう一般に公開されています。孔子の教えを体験できるプログラムも用意されており、「論語」や「令和」の書写体験ができます。参観料は一般480円、高校生240円、小中学生120円(市外)で、10月から3月の参観時間は9時から16時30分までです。

足利学校から徒歩数分の場所にある鑁阿寺(ばんなじ)は、真言宗大日派の本山です。「足利氏宅跡(鑁阿寺)」として国の史跡に指定されており、本堂は国宝に指定されています。日本100名城の一つにも選ばれています。源姓足利氏二代目の足利義兼が建久7年(1196年)に邸内に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祀ったのが始まりとされます。その後、三代目の足利義氏が堂塔伽藍を建立し、足利一門の氏寺となりました。

本堂は入母屋造、本瓦葺きで、正安元年(1299年)の建立です。密教寺院における禅宗様仏堂の初期の例として、また関東地方における禅宗様の古例として貴重であり、2013年に国宝に指定されました。境内中央にそびえる大銀杏は樹齢約550年、樹高30メートルもある巨木で、栃木県指定の天然記念物です。江戸時代にはすでに大木となり、樹下において大日如来のお堂を前にして青年男女の見合いが行われ、縁結びの御神木ともいわれています。例年11月下旬の黄葉の時期には多くの観光客で賑わい、夕方5時頃からライトアップが行われることもあります。

名草巨石群と名草厳島神社の神秘的な空間

足利市中心部から車で30分ほどの山奥にある名草巨石群は、国指定の天然記念物です。弘仁年間(810年から824年頃)に弘法大師空海によって勧請されたと伝えられる名草厳島神社の境内に、巨大な花崗岩が点在しています。伝承では、空海上人が白い大蛇に導かれ、大岩の前に来た時、経文を唱え、水源農耕の神として弁財天を勧請したといいます。この巨石群は全国的にも珍しく、花崗岩特有の「玉ねぎ風化」といわれる風化現象を示す貴重なものです。巨石群を構成する花崗岩は直径1.5キロメートルにも及ぶといいます。

見どころの一つは「胎内くぐり」で知られる、高さ11メートル余り、周囲30メートル以上もある「お供え石」です。入口の赤い鳥居の脇に駐車場が整備されており、約400メートルの参道を登っていくと、真っ二つに割れた「弁慶の割石」や胎内くぐりができる巨石群が姿を現します。胎内くぐりの中は暗くてひんやりしており、神秘的で不思議と居心地の良い空間です。なお、この巨石群はアニメ「鬼滅の刃」に登場した岩ではないかと一時期話題になった場所でもあります。名草厳島神社は足利七福神めぐりの一つで、弁財天(福徳財宝・家内和合)を祀っています。参拝にあたっては、神社まで及び境内は水流に囲まれ、晴天でも滑りやすく足元の悪い箇所が多いため、トレッキングシューズ等を履いて訪れることをお勧めします。アクセスは北関東自動車道の足利インターチェンジから車で15分です。

あしかがフラワーパークの冬イルミネーションを満喫

足利の冬の観光で欠かせないのが、あしかがフラワーパークのイルミネーションです。「光の花の庭~フラワーファンタジー」として開催されているこのイベントは、2025年10月18日から2026年2月15日までの期間で開催されています。今回で24回目の開催となり、2025年11月にはインターナショナルイルミネーションアワードにおいて「最優秀賞」を受賞し、日本一の称号を獲得しました。また、3度目の日本三大イルミネーションにも認定されています。

100,000平方メートルの広大な園内に500万球を超えるイルミネーションが装飾され、幻想的な光の世界が広がります。開催時間は15時30分から20時30分(土日祝日は21時まで)で、点灯は16時30分から17時頃です。11月上旬から1月上旬は平日21時、土日祝日21時30分まで営業時間が延長されます。

期間中は3つのテーマに分けられ、季節ごとに変化するイルミネーションを楽しめます。10月中旬から11月中旬は「光と花のコラボレーション~光とアメジストセージの融合~」、11月下旬から12月下旬は「フラワーパークのクリスマス~クリスマスファンタジー~」、翌年1月1日から2月15日は「ニューイヤーイルミネーション~光と冬咲きボタンの競演~」というテーマで展開されます。現在は「ニューイヤーイルミネーション」の期間となっており、冬咲きボタンとイルミネーションの美しい競演を楽しむことができます。

今シーズンの新たな見どころは香りの演出です。「フラワーキャッスル」ではブルーローズ系の香りとともに花々に包まれた空間が広がり、「奇蹟の大藤」では実際の大藤の香りを採取してリアルに再現した香りが漂います。視覚だけでなく嗅覚でも楽しめる、新しい体験型イルミネーションとなっています。入園料金は大人1,400円、子供(4歳から小学生)700円です。アクセスはJRあしかがフラワーパーク駅から徒歩3分と非常に便利です。JR東日本では臨時列車も運転され、「きらきら足利イルミ」(西船橋~足利)は2026年2月7日に、「あしかがイルミ新宿」(新宿~足利)は2026年2月14日に運転される予定です。

足利の年末年始と参拝情報

足利織姫神社は正月三が日に大勢の初詣参拝客で賑わいます。2026年1月1日には「初日の出を拝む会」が開催され、6時30分から開始されました。日の出(6時50分頃)に合わせてお焚き上げが行われ、新年の清々しい空気の中で関東平野から昇る初日の出を拝むことができました。産業振興の守り神として、商売繁盛や開運招福などのご利益を求める参拝者が多く訪れています。

大日如来をご本尊とし、本堂が国宝に指定されている鑁阿寺では、大晦日の23時30分から除夜の鐘つきが始まります。108の煩悩を払い、新たな年を迎える伝統行事です。元旦の0時からは国宝本堂にて新年一番護摩が執り行われ、開運招福を願う多くの参拝者が訪れます。

毎年正月には、史跡足利学校の無料公開が行われます。日本最古の学校で新年を迎え、学問の神様に学業成就を祈願する参拝者も多いです。新年の静かな雰囲気の中で、孔子廟や方丈を見学するのも趣深いです。新年には「足利七福神めぐりスタンプラリー」も開催されます。市内に点在する七福神を祀る寺社を巡り、スタンプを集めながら足利の街を散策できます。先述の名草厳島神社(弁財天)もその一つに含まれています。健康を祈願しながら冬の足利を歩いて巡るのも楽しいです。

蕎麦とソースカツ丼で味わう足利グルメ

足利市は「蕎麦とソースカツ丼」の組み合わせが名物として知られています。実は足利市はソースカツ丼発祥の地ともいわれており、市内だけでも数十軒もの店舗が軒を連ねています。濃厚なソースがからんだカツとキャベツ、白米の相性は抜群で、ハイキング後の空腹を満たすのに最適です。多くの店舗では蕎麦とソースカツ丼の両方が食べられるセットメニューを提供しており、一度に両方の名物を楽しむことができます。

菊屋本店は足利駅から徒歩9分の場所にある老舗和食店で、こだわりの国産素材を使った手打ち蕎麦が味わえます。足利ならではのご当地グルメも揃い、地元客だけでなく観光客にも人気が高いです。かつ一は手作りの油で揚げるこだわりのとんかつ専門店で、足利インターから車で約5分と足利観光に便利な場所に位置しています。ホクシンケン食堂は足利市駅から徒歩9分の場所にある昭和レトロな雰囲気の食堂で、観光の疲れを癒やしてくれる温かい雰囲気があります。十勝屋本店は足利の山の中にあるお蕎麦屋さんで、ソースカツ丼セット、ソースフライ丼セット、舞茸天丼セットなどが人気です。和風食事処かね家は北海道産をベースにしたオリジナルブレンドのそば粉を使用し、ソースカツ丼には秘伝のタレを使っています。

足利へのアクセス方法

足利へは、東武伊勢崎線またはJR両毛線でアクセスできます。東武伊勢崎線の場合は足利市駅、JR両毛線の場合は足利駅が最寄りとなります。都心からは東武鉄道の特急を利用すると便利で、浅草から約1時間で到着します。行道山浄因寺へは、足利市生活路線バス(行道線)を利用し、「行道山」バス停で下車後、徒歩約40分で到着します。バスの本数が限られているため、事前に時刻を確認しておくことをおすすめします。

車でのアクセスは、北関東自動車道の足利インターチェンジから市内中心部まで約10分です。行道山浄因寺へは、足利インターチェンジを下りて県道208号線を飛駒・松田方面へ進み、県道284号線につき当たりを行道山・松田方面へ右折、高速道路の高架をくぐった先で行道山浄因寺の道標に従い分岐を直進します。浄因寺の駐車場は標高220メートルの場所にあり、トイレは駐車場の600メートルほど手前の道路沿いにあります。大岩山毘沙門天の石柱門横にも20台ほど駐車可能な無料駐車場があり、公衆トイレも完備されています。足利織姫神社には専用駐車場があるほか、周辺にも市営の駐車場があります。あしかがフラワーパークの駐車場は無料で、約6,000台収容可能です。

足利の冬を満喫するモデルコース

日帰りでハイキングと観光を満喫するコースとしては、朝、足利市駅または足利駅に到着したら、まずバスで行道山へ向かいます。バス停から浄因寺を経由して行道山山頂へ登り、山頂からの展望を楽しんだら、大岩山毘沙門天に立ち寄り参拝します。両崖山を経て足利織姫神社に下山し、織姫神社で縁結びを祈願して七色の鳥居をくぐって記念撮影をします。昼食は市内の蕎麦店でソースカツ丼セットを堪能し、午後は足利学校と鑁阿寺を見学して足利の歴史に触れます。夕方からはあしかがフラワーパークでイルミネーションを楽しみ、帰路につくという充実した一日を過ごせます。

縁結びを重視したコースとしては、足利織姫神社をメインに据えます。まず229段の石段を登って参拝し、七色の鳥居をくぐって縁結びを祈願し、愛の鐘も忘れずに鳴らします。その後、足利学校で論語の書写体験をし、鑁阿寺で大銀杏の下の縁結びにあやかります。昼食後は夕方のライトアップまで市内を散策し、夜は再び織姫神社に戻って夜景を堪能します。

冬の絶景を満喫するコースとしては、冬ならではの澄んだ空気を活かし展望を重視します。早朝に出発し、両崖山から行道山への縦走ルートを選択します。稜線からは関東平野を一望でき、運が良ければ富士山や東京スカイツリーまで見えます。下山後は温かい蕎麦で体を温め、夜はイルミネーションで光の世界に浸ります。

足利のおすすめ撮影スポット

足利織姫神社に隣接する織姫公園には、約1000本のモミジが植えられた「もみじ谷」があります。紅葉の時期には谷全体が赤く染まり、カメラ愛好家に人気のスポットとなっています。例年の見頃は11月中旬から下旬にかけてで、真っ赤に染まるモミジとユリノキの黄色が見事なコントラストを描きます。また、園内北端の鏡岩広場からは赤城山や秩父連山、富士山、広大な関東平野を一望することができます。

大岩山毘沙門天の近くにある天空テラスは、関東平野を見渡せる絶景スポットです。晴れた日には関東1都6県を見渡すことができ、富士山も望めます。大岩山は標高差によって紅葉する時期が異なり、ふもとの最勝寺本坊から登山道、毘沙門天本堂と、11月末頃から12月中旬頃まで紅葉を楽しむことができます。大岩山の大部分は栃木県立自然公園に指定されており、毘沙門天本堂周辺の森林は暖地性植物の原生林として足利市の天然記念物にも指定されています。

足利織姫神社は春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は時に雪景色と、四季折々の風景を楽しめる神社です。山の中腹にあるため見晴らしがよく、特に夜景の美しさは格別です。七色の鳥居はカラフルで写真映えするスポットとして若い世代にも人気が高いです。冬の澄んだ空気の中、ライトアップされた社殿と足利の街並みの夜景は、ぜひカメラに収めておきたい一枚となります。

足利の冬の魅力を総括する

足利は豊かな自然と深い歴史が融合した魅力的な街です。冬のハイキングでは、空気の澄んだ絶好の展望を楽しみながら、古刹や石仏群など信仰の足跡をたどることができます。縁結びのパワースポットとして名高い足利織姫神社では、七色の鳥居をくぐりながら様々なご縁を祈願できます。日本最古の学校である足利学校や国宝の鑁阿寺など、歴史的建造物も見どころ満載です。

あしかがフラワーパークの冬イルミネーションは日本一の評価を受けており、500万球を超える光の芸術は一見の価値があります。ハイキングで心地よい疲労感を味わった後、幻想的なイルミネーションで一日を締めくくるのは、冬の足利ならではの贅沢な過ごし方といえます。歴史、自然、グルメ、そしてパワースポットと、足利にはあらゆる旅の楽しみ方が詰まっています。この冬、ぜひ足利を訪れ、その魅力を体感してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次